第51話 命を吸う音
春夫少年は母親からバイオリン教室に通わされていた。うまく弾きこなせない彼はたまらず教室を抜け出すが、母に見つかり、偉大だった父のようになれと説教されてしまうのだった。
結局教室に行かされてしまう春夫は、教室に行かない方法を考えた。バイオリンを落として壊してしまったと言えば……。バイオリンを街路樹に叩きつける春夫。すると謎のエネルギーがバイオリンに宿り、春夫は突如として流麗なバイオリン演奏を披露し始めた。
バイオリンは春夫を無気力化させ、飛び去っていった。そして様々な人の前に現れ、演奏した人からは次々と生気が失われていく。美しい音が人々の命を吸っているのだ!
異常に巨大化したバイオリンに攻撃するTAC。打ち落とすことに成功するも、爆煙の中からはバイオリン超獣ギーゴンが出現した。